【専欄】「私たち結婚しないんです」 ノンフィクション作家・青樹明子 (1/2ページ)

2016.6.23 05:00

 中国ではネット発の記念日というのが実に多いが、5月20日が恋人の日だったというのは、今年初めて知った。520の発音が、我愛●と似ているからなのだそうだ。しかも520は「告白の日」ということで、2月14日にバレンタインデー(中国では恋人の日)という大きなイベントもあり、中国で恋愛するのは大変だなあと同情してしまう。

 恋愛・結婚は、どこの国でも大変なことだが、中国は特に大変である。結婚するには「持ち家がある」「車がある」「一定以上の収入がある」などの絶対条件が必要なうえ、結婚後も、まだまだ一人っ子が主流の中国では、子育てにかかる時間とお金が日本の比ではない。

 こんなに大変なら先延ばしにしよう、と若者たちが考えても不思議はない。

 今年の春節(旧正月)、地下鉄の駅に「私たちに結婚を強要しないで」というポスターが出現したのは記憶に新しい。中国では、春節で帰省した子供に、見合い話を勧めることが多いからだ。

 ポスターのコピーはこうである。「世界はこんなに広い。人生色々。独身だって幸せよ」。彼らは「結婚できないんじゃなくてしないんです」である。

 何故(なぜ)結婚しないの? と聞かれるとこう答える。「理想の相手がいない」「縁に出会ってない」「今の生活に満足」「独身に慣れた」「結婚できるほど自分はまだ成熟していない」…等々である。

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