
地震の影響で運転見合わせが相次ぎ、混雑するJR仙台駅=22日午前8時14分【拡大】
福島県などで震度5弱を観測した地震で、一部の新幹線が運転を一時見合わせたほか、高速道路の一部区間が通行止めになるなど、交通が乱れた。首都圏では、JR東海道線など一部の在来線や地下鉄、私鉄の運行に影響が出た。
国土交通省によると、宮城県の仙台空港では津波警報の発令を受け、空港の運用を停止し、日航と全日空の発着便が欠航になった。利用客も一時、ターミナルビルの上層階に避難した。滑走路やターミナルビルに被害は確認されていない。
JR東日本によると、東北、上越、北陸、山形の各新幹線は一時、全線で運転を取りやめた。沿岸部を走る在来線でも、運転見合わせが相次いだ。常磐線は仙台-日立間で、仙石線、石巻線は全線で運転を休止。津波の影響などで、海に近い区間の安全確認に時間がかかる見込みという。
日本道路交通情報センターによると、茨城県内の常磐自動車道の日立南太田-北茨城間が約2時間通行止めになった。