埼玉工業大学 創立40周年を記念 変革に挑む (7/7ページ)

2016.12.20 05:00


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  • 松川聖業理事長
  • 内山俊一学長
  • 大学創立40周年を記念して今年7月に完成した「ものづくり研究センター」
  • 日本の伝統建築をイメージさせる「ものづくり研究センター」の内部
  • 研究・開発で最も力を入れているレドックスフロー電池設備
  • 開発が進む自動運転技術。学生も研究に参加することで学力レベルの向上にもつながる

 ■長寿命で高い安全性 レドックスフロー電池

 埼玉工業大学が研究・開発で力を入れている「レドックスフロー電池」は、電解液が電池セルと電解液タンクの間を循環する際に充電と放電を行うシステムで、電力貯蔵技術の一種。レドックスフローという名称は、Reduction(還元)とOxidation(酸化)、Flow(流れ)の短縮表現。同大の研究では、板状の塩ビセル40枚を1セットとしたスタックを3つ設置。太陽光や風力で発電した電気を蓄電する。正極と負極の活物質に価数の異なるバナジウムを用い、このバナジウムを希硫酸に溶かした正極液と負極液がそれぞれスタックと電解液タンクとを循環することで充放電する仕組み。電解液は半永久的に使用できるため長寿命なうえ、「エネルギー効率はニッケル水素電池やリチウムイオン電池よりも劣るが、難燃性、爆発性物質を使用しないため安全性が高いのが特徴」(同大工学部の松浦宏昭准教授)だ。スタックを3つ設置することで、太陽光や風力などの不安定な電力に対しても「制御システムによって電力情報を識別して、より効率よく受け入れられる」(同)。

 レドックスフロー電池は、日本では住友電気工業が2000年頃に大型の電力貯蔵用設備として発売。しかし、重量エネルギー密度がリチウムイオン電池の5分の1と低く小型化には向いていないとされているが、その小型化、低コスト化にはチャレンジする価値があり、埼玉工業大学の研究成果が待たれる。

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