【生かせ!知財ビジネス】海外に挑む中小経営者向けセミナー (1/2ページ)

INPITが都内で開催したグローバル知財マネジメント人材育成セミナー。参加者には文庫本サイズの特製のブックレット(左)が配布された
INPITが都内で開催したグローバル知財マネジメント人材育成セミナー。参加者には文庫本サイズの特製のブックレット(左)が配布された【拡大】

 工業所有権情報・研修館(INPIT、東京都千代田区、三木俊克理事長)はこのほど都内で、関東地区の中小企業経営者を中心に、海外展開に伴う知財相談などを行う専門家ら60人を集め、「中小企業のリアルな実例から学ぶ 経営のための知財セミナー」を開催した。

 中小企業における海外展開時の知財リテラシー養成を目的に8月末、インターネットで無料提供を始めたグローバル知財マネジメント人材育成教材「ケーススタディで学ぶ! グローバル知財マネジメント~海外に挑む中小企業の姿から」の普及活動の一環だ。今後大阪、広島、東京(2回目)で開く。講師は龍神国際特許事務所の龍神嘉彦弁理士・米ニューヨーク州弁護士、特許業務法人グローバル知財の小倉啓七代表弁理士らの専門家。

 参加者は機械、医薬品、機能性材料のメーカーなどさまざまな業種の経営者や幹部、知財・技術コンサルタント、銀行員など。内容は午前「海外市場開拓編」、午後「トラブル対応編」の2部構成で、約6時間にわたり5、6人ずつ10班に分かれて、過去にあった成功・失敗例のケーススタディーに関して、問題点を検討、発表し、講師を交えて論議する方式で進められた。

 例えば、中国の販売店を信用して独占契約後、販売不振のため在庫買い取りと中途解約を進めようとしてトラブルになった例では「軽々な独占権付与」「中国語のみの契約書作成」などの問題点が各班から発表された。

 特許を保有している製品でインドへ進出したものの、模倣品被害にあった例では「進出したらすぐ10種以上の模倣品が出た」「結果、泣き寝入りした」「法律だけでの解決は無理だった」「模倣品が出たおかげで逆に売り上げや信用が上がった」など、多くの参加者が過去の経験談を披露し、参加者間で共有された。

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