忘年会などの集まりが増える年末。忘年会というと、一昔前はアルコール飲料が欠かせないイメージだったが、昨今は違うようだ。ノンアルコール飲料の開発が進み、バラエティーに富んだ飲み方も可能。二日酔いのない健康的な飲み会が増えてきた。(村島有紀)
食事やおしゃべり
東京都台東区の会社員、松矢英恵(はなえ)さん(29)は12月、忘年会の予定が4件。そのうち、元同僚ら女性5人での「女子会」はアルコールなしでの忘年会だ。「お酒をたくさん飲む人がいない。出費を抑え、カフェスタイルのお店で食事やおしゃべりを楽しみたい」
昼間に開く忘年会もある。10月末に東京・銀座にオープンしたマクロビオティック(長寿食)レストラン「G&V」の営業時間は、午前11時半から午後6時まで。米麹を使ったノンアルコールの食前酒から始まるフルコース(計14品)で2940円。「時間制限なしで、食事とおしゃべりがゆっくりできる」と忘年会としての予約が入っているという。