「ビックロビックカメラ新宿東口店」の美容家電コーナーでは、美肌用スチーマーが男性にも人気を集めている=東京都新宿区(清水麻子撮影)【拡大】
身だしなみに気を使う20~30代の男性が増えている。脱毛や抜け毛といった定番対策に加え、近年は美肌や美髪ケアなど興味の幅も広がっている。美顔器などの美容家電も好調だ。(清水麻子)
女性用を購入
東京都港区の会社員、川村良平さん(23)=仮名=は毎日、化粧水や保湿クリームなどのスキンケアを欠かさない。6年前に乾燥肌が気になったことをきっかけに母親と姉の化粧水などを使い始めたが、今は自分専用を購入し、使っている。「営業先や社内の女性に失礼がないように心掛けている」と川村さん。
「リクルートビューティーワールド総研」(東京都千代田区)が昨年、男性を対象に実施した調査では、特に身だしなみを意識しているのは25~29歳の若い男性。「肌・髪・ひげ・ボディーなど自分の外見を整えることに関心があるか」との質問で、約8割が「関心がある」「やや関心がある」と回答。「女性に悪い印象を持たれたくない」(26%)、「男性も身だしなみに気を配るのは当たり前」(29%)などの理由が目立った。