マーケティングリサーチ最大手のインテージがまとめた「抗がん剤情報収集に関するアンケート」調査によると、抗がん剤の処方薬剤を検討する際に90%以上の医師が「エビデンス(有効性と安全性を示す根拠)・治療成績」と「診療ガイドライン」を参考にしていることがわかった。また、80%の医師が国立がんセンターなど「最先端の医療機関での処方例の情報提供を受けたい」と回答。その理由について「具体例を見て自分の症例にアレンジできるかもしれないから」や「処方の根拠になる」、「患者の安心につながる」、「市中病院勤務ではトレンドに遅れがちなので」という意見が多かった。
調査は、インテージグループのアンテリオ(東京都千代田区)が、がん患者を10人以上診療している全国のがん拠点病院と一般病院の勤務医95人を対象にインターネットで実施した。