最近、若者たちが憧れる独り暮らしのスタイルが変化してきている。おしゃれなワンルームマンションでの都会的な生活から、複数の人たちと暮らす「シェアハウス」へと趣向が一変。
それも、ちょっとレトロなビルを再活用したアートな空間や、デザイナーたちが集まる物件、趣味や目標を同じくする人たちが集うなど独自のテーマを持つ“コンセプト型”シェアハウスなどが登場し、単なる共同生活だけでないプラスアルファの付加価値が人気を集めているようだ。
アクセス便利な郊外で
大阪の郊外、阪急電鉄「池田駅」(大阪府池田市)を降りてすぐ。駅前にはサカエマチ商店街がありにぎわう場所だが、一歩路地に入ると閑静な住宅地が広がっている。
その一角に建つシェアハウス「アンテルームアパートメント大阪」。4階建てのビルは、昭和9年に建設されたNTT西日本池田ビル。平成21年まで電話交換機を置く通信ビルとして使用されていたが、1~3階部分をシェアハウスにリニューアル。今春オープンした。