インタビューに答えるJOYさん=22日午前、東京・大手町の産経新聞東京本社(撮影・大橋純人)【拡大】
続くせき 診断に10カ月 病気って人ごとじゃない
テレビのバラエティー番組で活躍するタレントのJOYさんは3年前、結核を患った。長引くせきに異変を感じながらも診断まで10カ月かかった。発病当時は結核の知識がほとんどなかったという。(文 油原聡子)
「せきが止まらないな」。体調がおかしいと感じたのは平成22年5月です。ちょうどテレビでの仕事も忙しくなってきた頃でした。バラエティー番組の収録が1日に3、4本あった。水分補給しながら出演していましたが、収録中にせきが出てしまうこともありました。
喉の病気かと思って病院の耳鼻咽喉科を受診しましたが、診断は「上咽頭炎」。薬を飲んでも症状は変わらなかった。最初はせきだけでしたが、38度以上の熱が続く日も増え、インフルエンザかと思って内科に行ったこともありました。