【プロが教える就活最前線】
長時間労働やサービス残業を強要し、暴言やパワーハラスメントなどで従業員に苦痛を与えるという“ブラック企業”。これに対しては就活生も強く警戒しはじめている。内定塾に通う学生の中にも、「ブラック企業の見分け方を教えてほしい」「ブラック以外の企業なら(入社先は)どこでもいい」と言う学生も少なくない。
就活生たちは皆、ブラック企業の可能性を見落とすまいと必死になっている。なかには、企業ホームページの掲載情報が少ないというだけで「ブラック企業ではないか」と疑心暗鬼になる学生もいる。
このような極端な考えをもつのは「公開している情報量が少ない=ブラック企業」というイメージが先行していることが原因だろう。たしかに、ウェブサイトの管理が雑で更新が疎かになっていることは、“企業の顔”であるサイトにさえコストが割けない状況を示している可能性がある。