大規模な野外彫刻のビエンナーレで知られる「彫刻の街」、山口県宇部市で活躍する家具職人がいます。Wood Artist Hiko(ウッド・アーティスト・ヒコ)としてアンティーク風家具を製作している河原清彦さんです。
くぎは使わず木を組み合わせて家具を作り、彫刻を施す。その作品は新品でも長年使い込まれたような優しい風合いがあります。建築業界で棟梁(とうりよう)を務めた経験もあり、家1棟建てられるそうです。
実は河原さんはそんな確かな腕を持つ職人の顔と同時にブレークダンサーでもあります。コンテストで優勝したり、アーティストのバックダンサーを務めたり、さらには、インストラクターとして子供たちの指導も行っています。
まさに静と動、2つの顔を持つ河原さん。夢は彫刻を取り入れた家具を世に送り出し、宇部市の魅力を世界へ発信することです。現在、青森県や福岡県などからもオファーがあり、来年春には東京での個展も予定されています。
ショーのステージから木という自然の素材へ、そして山口県から世界へ。作品を通して故郷に貢献したいという思いを胸に、彼の芸術のステージは広がり続けています。
<プロフィル>
しみず・のぶよ 山口県出身。FMきらら、山口朝日放送などで活動し、現在は広島県でフリーアナウンサーとして活動中。
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