【ビジネスアイコラム】若い女性の専業主婦願望に警鐘 (1/2ページ)

2014.1.30 05:00

 筆者は半群馬人である。週4日は東京で仕事をし、残りの3日は群馬県北部の里山、月夜野で農作業をしている。上州女は働き者である。特に養蚕(ようさん)が盛んな頃は、この産業を支えたのは主にかあちゃんたちである。上州女は主婦として家庭を切り盛りしながら、畑で桑を育て、その葉で蚕を飼い、その蚕から絹糸を紬いで一家を支えてきた。今では養蚕農家の数はめっきり減ったものの、ほとんどのかあちゃんは何らかの形で働いており、社会との接点を持っている。働くことは特別なことではなく、上州女にとっては至極当然のライフスタイルなのであろう。

 一方、全国的にみると最近では若い女性の「専業主婦願望」が高まっているのだそうだ。これには驚いた。男女雇用機会均等法を持ち出すまでもないが、今では女性の社会進出は格段に高まっているし、女性もそれを望んでいるとの認識だった。国際的にみれば、日本女性の社会進出や役員への就任率はまだまだ低いが。例えば管理職に女性が占める割合は欧米で30%強、お隣の台湾では20%であるのに対し、日本はまだ10%未満。役員レベルになれば、なおさらで台湾でも女性の役員はまだ9%程度だが、日本では1%と比較にならない。

 日本女性の大学進学率は、過去20年間で20%台から40%台へと倍増している。かつての日本では「男は外で働き、女は家庭を守るもの」という風潮があり、今でもそれに賛同する人がいるだろう。働くも、家にいるも、遊んでいるも、それぞれの人生だから良しとしよう。

 しかし理解できないのは、なぜいま、専業主婦願望の若い女性が増えたのかという事実である。長引いたデフレのせいで希望の職種につけないから、保育園や託児所など働く女性を支援する環境がお粗末だからとみる評論家もいる。だが、まだ理解できない。2012年の内閣府の調査によれば、51.6%の若い日本女性が専業主婦に賛成しているのだという。

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