香り付き製品やアロマの普及など日常に香りを取り入れる人が増えてきた。日本で身近な香りといえば「お香」だ。お香の老舗、松栄堂(京都市中京区)にお香の楽しみ方を聞いた。(油原聡子)
玄関やトイレ
埼玉県春日部市の主婦、吉田能里子さん(64)は10年ほど前からお香をたくようになった。「自然の香りが好き。生活に香りがあれば気分良く暮らせます。微妙な香りを聞き(嗅ぎ)分けていると、集中できて気分転換になります」。玄関やトイレなどにお香を置いて楽しんでいるという。
松栄堂青山香房(東京都渋谷区)では、仏事用から普段使いのお香までさまざまな商品を扱っている。
同店の富樫史さん(31)は「和風な香りから現代的な香りまで幅広くあります。種類の多さに驚くお客さまもいます」と話す。花や季節などさまざまなテーマをイメージした香りのほか、グレープフルーツや紅茶をイメージした香りもある。