すれ違う「女性活用」の現実 昇進主義に限界、経営幹部からは意外な声も (1/5ページ)

2014.3.3 06:08

女性活用策を話し合った「関西財界セミナー」の分科会=2月6日、京都市左京区

女性活用策を話し合った「関西財界セミナー」の分科会=2月6日、京都市左京区【拡大】

 「すべての女性が活躍できる社会をつくる」。安倍晋三首相が今年1月の施政方針演説で訴え、成長戦略の中核に据えた女性活用。STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)開発の主導で脚光を浴びる理化学研究所の小保方晴子さんなど、女性の社会進出は今や当たり前で、存分に能力を発揮したい女性たちは好機を迎えた。2月初めに開かれた関西財界セミナー(関西経済連合会、関西経済同友会主催)でもこのテーマが初めて議論されたが、参加した経営幹部からは意外な声も聞こえてきた。

 「優しくしないで」!?

 半世紀余の歴史を持つ財界セミナー。初めて設けられた女性活用の促進を考える分科会は、“意外”な女性の意見から始まった。

 「最大の問題は男性。男性上司が優しいと、急な出張や転勤などを免除しようとしてしまうが、女性の成長の機会を奪っている」(21世紀職業財団・高松和子理事)。「女性の残業や深夜労働禁止は、男女平等に反すると声をあげていた」(夢工房・田中裕子社長)-。

NTT西の小椋副社長「出産でなく、結婚を契機に退職するケースが意外に多い」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!