善意の寄贈本に苦慮する図書館 使えるのは1~2割「何が必要か考えて」 (1/3ページ)

2014.11.1 07:16

 各地の図書館が、市民から善意で寄せられる「寄贈本」の対応に苦慮している。すでに所蔵しているものと重なったり、古い学術書などは研究が進んで内容が大きく変化したりと、図書館にとって活用しにくいものが多く、実際に棚に並べられるのは1、2割程度。専門家は「寄贈前に図書館にとって必要か考えてほしい」と訴えている。(横山由紀子)

 蔵書活用2割以下

 人口16万人の千葉県浦安市。市立図書館は、中央図書館と分館の計8館あり、年間貸し出し数は約200万冊にのぼる。これは人口1人当たりにすれば約13冊。同規模の自治体の平均の2倍以上で、利用率が高い図書館だ。

 それだけに、市民からの本の寄贈も多い。昨年度の寄贈本は1万2760冊。同市立中央図書館の森田正己館長は「せっかく持ってきていただくのだから、どんな内容の本でも受け取っている」と話すが、職員は1冊ずつ、蔵書にふさわしい本かどうかをチェックする作業に追われる。百科事典や文学全集など図書館が既に所蔵する本だったり、法律書や医学書など学術関係の本は、内容が変化し数年たつと活用できないことも多い。中には茶色く変色して傷んだ本もある。昨年度、実際に蔵書として活用できたのは、2230冊で2割にも満たない。

「これほど量が多くては」と困惑

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