宮崎駿監督の凄さは絵コンテ 庵野秀明監督が語るアニメ映像の“魂の重さ” (1/5ページ)

2015.5.31 07:02

「ニコニコ超会議2015」で行われた庵野秀明監督(中央)、KADOKAWA・DWANGOの川上量生氏(右)らによる「アニメの情報量」に関するトーク

「ニコニコ超会議2015」で行われた庵野秀明監督(中央)、KADOKAWA・DWANGOの川上量生氏(右)らによる「アニメの情報量」に関するトーク【拡大】

  • 弁当も本物を作り少しずつ動かして撮影した「オチビサン」(C)MoyocoAnno/鎌倉市豆粒町オチビ動画製作振興会

 テレビや映画で見ているアニメーションの映像は、実はクリエーターのさまざまな意図の上に作り出されている。4月末に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれた「ニコニコ超会議2015」の会場で、「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督がKADOKAWA・DWANGOの川上量生会長と「アニメの情報量」というテーマで対談。そこからは、庵野監督や「千と千尋の神隠し」の宮崎駿監督ら、アニメの作り手たちが伝えたいことを表現するため、試行錯誤している姿が浮かび上がった。

 川上量生会長はこの数年、宮崎駿監督を支え続けてきた鈴木敏夫プロデューサーに師事して、スタジオジブリでアニメ作りに携わっている。今年4月には、そこでの経験を新書「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」(NHK出版)にまとめて出版した。

 この第1章で取り上げられているのが「アニメの情報量」。新書によれば、アニメの現場でよく聞く「情報量」という言葉について、川上会長が不思議に思い鈴木プロデューサーらに尋ねると、「絵の細かさ」や「線の多さ」が情報量だと説明されたという。

情報量を増やしすぎると、子供には難しくなって見てもらえなくなる

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