超音波併用でがん発見増 東北大などの研究 検診、高濃度乳房でも

マンモグラフィーで撮影した乳房の画像。乳腺組織は白く写るため、密度が高いと右端のようになり、がんが見つけにくい(NPO法人乳がん画像診断ネットワーク提供)
マンモグラフィーで撮影した乳房の画像。乳腺組織は白く写るため、密度が高いと右端のようになり、がんが見つけにくい(NPO法人乳がん画像診断ネットワーク提供)【拡大】

 乳腺密度が高いためマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)でがんが見つけにくい「高濃度乳房」の女性でも、超音波検査を併用することで発見率を上げられることが、東北大などの研究で11日、分かった。福岡市で13日から開かれる日本乳癌学会で発表する。

 研究チームの一員、鈴木昭彦・東北医科薬科大教授は「検診は死亡率を下げることが本来の目的。確実に有効といえるにはまだ時間がかかるが、超音波検査を足すことでマンモグラフィーの弱点を補える可能性は示した」と話している。

 チームは平成19~21年、宮城県内で研究参加に同意した女性約1万1千人を「マンモだけを受ける群」と「マンモと超音波検査を受ける群」に分けて検診を実施。各群に6割ずつ含まれる高濃度乳房の人に注目して比較すると、マンモだけの群では、がんが見つかった人の割合(発見率)は0.37%、超音波検査を足した群の発見率は0.71%と倍近くに上がり、見落とさずに判定できる割合も96%と高くなった。

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