
大雨で川が氾濫した愛知県大口町=14日午後1時1分【拡大】
梅雨前線や湿った空気の影響で愛知県や岐阜県では14日、大雨が降り、午前10時40分までの1時間にレーダー解析で120ミリの降水を観測した愛知県犬山市は、土砂災害の恐れがあるとして同市全域に避難指示を出した。対象は約3万世帯、約7万4千人で、市内45カ所に避難所を開設した。同県北部を流れる五条川と合瀬川が氾濫したが、人的被害は確認されていない。
気象庁は、雨が多かった地域に大雨警報や洪水警報を発令、記録的短時間大雨情報や土砂災害警戒情報を出して警戒を呼び掛けた。
犬山市によると、市内3カ所で土砂崩れを確認。1軒が床上浸水、7軒が床下浸水したほか、各地で道路が冠水している。
名古屋地方気象台によると、犬山市に隣接する同県小牧市でも午前10時40分までの1時間にレーダー解析で120ミリの降水を観測。小牧市は約700世帯、約1400人に避難勧告を出した。
また岐阜県でも、大雨による土砂災害や水害の恐れがあるとして、同県南部の川辺町や七宗町などの計約5千世帯、約1万4千人に避難勧告が出た。犬山市に近接する岐阜県美濃加茂市でも14日午前、アメダスによると観測史上最大となる1時間に89.5ミリの雨が降った。美濃市の長良川鉄道美濃市駅付近では倒木が列車に接触したが、けが人はいないという。
中部電力によると、14日午前9時15分以降、雷の影響で岐阜県各務原市など計2600戸で停電した。10時40分ごろには愛知県江南市や大口町で計900戸が停電した。