少女漫画家目指したことも マンガミュージアム館長・荒俣宏さん

京都国際マンガミュージアム館長に就任した作家荒俣宏(あらまた・ひろし)さん
京都国際マンガミュージアム館長に就任した作家荒俣宏(あらまた・ひろし)さん【拡大】

 作家の荒俣宏さん(70)が今年4月から、京都国際マンガミュージアム(京都市)の2代目館長を務めている。「この年になって面倒と思った。でも小さい頃からお世話になった漫画と聞いてしまったら。しかも漫画は長年の研究対象。ミュージアムには資料の山があり一石二鳥のはず」と話す。

 5月末、館長として初めて講演会を開いた。親交のある人気漫画家、山岸凉子さんについて「現実を生きる力と心霊的な声を聞く力。両面あるところが面白い」などと分析、予定時間を超えて熱く語った。

 幼稚園児の頃から貸本屋に通い、手塚治虫作品を皮切りに次々に読破した。「駄菓子屋と本屋は子供が自ら選ぶ場所。人生に意味のある経験だった」。少女漫画家を目指して賞に応募したこともあったが、小説「帝都物語」がベストセラーになり、日本SF大賞を受賞。博物学者や妖怪研究家としても知られる。

 ミュージアムは平成18年開設。年間約29万人が訪れ、外国人の来館も多い。今や漫画は世界に誇る日本文化の一つだが「評価されているのはストーリー漫画。それ以前にも挿絵や風刺画などがたくさん生まれ、長い歴史があった」と指摘。「絵の表現がどう発展してきたかが分かり、将来の検証に耐えられるようなアーカイブを整理していきたい」と抱負を語る。

 ミュージアムの蔵書だけでも約30万点あり、日々新たな作品が世に出る。「どんどん積み上がっていく。こつこつやらなくちゃ。そう思わせるのが漫画の魅力」と笑う。

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