大阪ガス子会社の警備業「大阪ガスセキュリティサービス」(大阪市淀川区)が、淀川労働基準監督署から労働基準法違反で5月、是正勧告を受けていたことが1日分かった。警備員が待機する休憩時間も労働時間に当たると判断された。
大阪ガスによると、警備員は24時間交代で社の拠点に待機し、顧客先での異常感知など呼び出しを受けた場合、待機中の休憩時間でも駆け付けていた。労基署はこの休憩時間も労働時間に当たると判断し、未払い賃金の支払いと改善を勧告。
大阪ガスセキュリティサービスは今後、対象者に過去2年分の未払い賃金を支払う。また1日から、休憩時間中は出動しないようシフトを組むなどの改善策を取った。