源平合戦で活躍した弓の名手、那須与一ゆかりの栃木県大田原市で4日、「与一まつり」が開幕し、武者行列で勇壮な歴史絵巻を再現した。5日まで。
初日は午後2時45分から市中心部の金燈籠交差点のお祭り広場でオープニングセレモニーが開かれた。メインイベントの与一武者行列では、今回初めて与一役に若い世代を採用。同市都市計画課職員の前沢桂介さん(25)が与一に扮(ふん)し、市内の小学生や国際医療福祉大の学生ら約350人が武者姿などで同市中心部を練り歩いた。
5日も午後4時すぎから武者行列があり、国際医療福祉大2年の千吉良(ちぎら)知映(ともあき)さんが与一役を務める。その後、41団体約2800人が参加する与一踊りも行われる。