【講師のホンネ】海外駐在員は片言でも簡単な会話を覚えるべき 岡部佳子 (1/2ページ)


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 海外に駐在する人や出張する人は、現地の言葉を片言で良いので話せることが大切だ。かつて、上海で日系企業に対して営業をする傍ら、不動産の実務をしていた。オフィスや駐在員の住まいの紹介をするのだが、住まいの場合はアフターサービスがメインの仕事である。なぜなら、中国は日本と建築基準が違うし、家電付きなのでしょっちゅうトラブルが起こるため、その都度、私たち仲介会社がお客さまとオーナーの間に入って解決をしなければならないのだ。

 ある冬の真夜中、お客さまからの「家に戻ったら電気がつかない」との電話で飛び起きた。「物業管理」(プロパティマネジメント)の方に連絡をして、修理をしてもらわなければならなくなった。

 しかし、私たち仲介会社の日本人スタッフは、管理会社の電話番号を教えられていない。そこで、電話をかけてきたお客さまにそのアパートの守衛の所まで行って再び電話をかけてきてもらい、私から管理会社に状況を説明して、修理の手配をしてもらった。

 それから30分経ってもお客さまから連絡がないので、私から電話をしてみた。

 私「直りましたか?」

 お客さま「直った。おかげで酔いがさめたわ」

 私「(おかげで夢から覚めたわと心の中で突っ込みつつ)良かったです。ご迷惑をおかけして、すみませんでした」

 お客さまは寒い中、電気もエアコンも使えず、つらい思いをされたことと思う。しかし、中国語で「有●▲(問題がある)」「★来一下(ちょっと来て)」と言い、とりあえず現場を見てもらえれば、すぐに解決しただろう。

全く現地の言葉を話せないとトラブルも…