株・投資

《特別編》老後2000万円問題に向き合う 資産運用系フィンテック10選(前編) (4/5ページ)

甲斐真一郎
甲斐真一郎

 そう、そこで登場するのが、資産運用系のフィンテックサービスです。スマホではじめられ、使い勝手がよく、手の平の中でお金の運用ができてしまう。

 これは是非、活用したいところです。

 でも、一度調べはじめると、たくさんのフィンテックサービスが出てきて、一体どのサービスを利用したらいいのかわからなくなるかもしれません。

 そこで、ここから先、4つのカテゴリーに分けて、僕なりにセレクトした日本の資産運用系フィンテックサービス10選を紹介してみたいと思います。

少額投資サービス

 老後が不安だと思っても「今はお金ないからなぁ、投資とか資産運用って言われても…」という人にオススメしたいのが、この「少額投資サービス」です。なんと言っても優れているのは少額からの投資ができる点。まとまった資金がなくても、資産運用ができてしまうわけです。最初は少額で始めて、慣れてきたら少しずつ増やしていける。資産運用や投資というものの手触りを感じたい人には、ピッタリなサービスと言えるでしょう。ここでは、「One Tap BUY」や「トラノコ」というサービスと、僕たちFOLIOの「テーマ投資」や、FOLIOがLINE Financial株式会社と一緒にリリースしたLINEスマート投資の「ワンコイン投資」というサービスを紹介してみます。

One Tap BUY

 One Tap BUYは、同名のネット証券会社により2016年にサービス提供がはじまったサービスです。なんといっても特徴的なのは、3タップで1000円という少額から株の売買ができてしまうことです。これまでの株式投資には、大きな元手が必要だったという点から少額で投資できる先駆的なフィンテックサービスとして、国内の金融業界では大きな注目を集めました。ユーザーは、選別された銘柄の株、日本株30銘柄以上、米国株30銘柄以上の中から、買うことができる点でも投資をはじめやすいのではないでしょうか。トヨタやソフトバンクなど日本を代表する企業の株の他に米国のGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)の株も買えます。また、指数の「日経平均株価」「S&P500」など株式市場全体に連動する ETF(上場投資信託) での運用もできるようになっていて、株式投資による資産運用の肌感覚をつかむには面白いサービスです。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus