【LIFE】
燃料費の高騰により、電気料金とガス料金の一斉値上げが2月に予定されるなど、国内のエネルギー事情は厳しさを増している。
住環境計画研究所の調べによると、家庭で消費されるエネルギーのうち、35%を給湯、22%を暖房が占めるとされており、この2つに対してエネルギーを効率良く利用することが光熱費を抑える鍵となりそうだ。
長所を組み合わせ
2010年に家庭用としては世界初の電気とガスを組み合わせたハイブリッド給湯・暖房システムとして登場したのが、リンナイ株式会社(愛知県名古屋市)の「ECO ONE」。エネルギー効率の良さと充実したラインアップで、消費者や住宅メーカーなどから注目を集めている。
電気を使ったヒートポンプ式給湯器は、空気中に熱の形で蓄えられたエネルギーを取り入れるため、少ない電気量で効率良く湯を沸かすことができるが、瞬発的に熱を供給できないというデメリットがある。また、一般的なガス給湯器は使いたいときに即対応してお湯を沸かすことができる一方、効率面では電気に及ばない。