「放課後NPOアフタースクール」が提供しているプログラム=2011年5月11日(日本財団撮影)【拡大】
「お金だけ」を超えた共同事業
NPOや社会企業家への助成は、1年単位の「お金だけの支援」が一般的だが、JVPFでは、SIPが中心になって、案件ごとに経営コンサルタントやPR会社、法律事務所などのパートナー企業とチームを作り、合意した成果を生み出すため、あらゆるリソースを動員して数年単位でサポートしていく。
「支援先の事業の成否が、そのままJVPFの支援の成否である」というゴールを共有することで、お金だけの支援を超えた共同事業を行う関係になる。
放課後NPO代表の平岩国泰氏は「活動資金も必要だが、経営力や運営能力もまた重要。パートナーと力を合わせて成果を出していきたいと強く決意している。支援の第1号として、今後の事例につながっていくよう頑張りたい」と話している。
「イノベーション(変革)」は、異質なものの組み合わせから生まれる。ベンチャー投資と社会貢献活動の出会いから、日本の未来を変える事業が育っていくかもしれない。(日本財団・経営支援グループ 工藤七子(ななこ)/SANKEI EXPRESS (動画))