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一人の女として、成長のとき 舞台「三文オペラ」 ソニンさんインタビュー (1/3ページ)

2014.9.8 18:25

留学は「自分の居場所」探しでもあった。だが今は、「居場所があるなしは、気にならなくなった」とソニンさん。稽古場で生き生きとポリーを演じる=2014年8月25日、東京都渋谷区(栗橋隆悦撮影)

留学は「自分の居場所」探しでもあった。だが今は、「居場所があるなしは、気にならなくなった」とソニンさん。稽古場で生き生きとポリーを演じる=2014年8月25日、東京都渋谷区(栗橋隆悦撮影)【拡大】

 乞食に泥棒、娼婦など、産業革命の頃の英ロンドンの貧民街をしたたかに生き抜く人々の、猥雑なパワーにあふれた音楽劇「三文オペラ」(ベルトルト・ブレヒト作、宮田慶子演出)が9月10日から、新国立劇場中劇場(東京都渋谷区)で上演される。東京外大名誉教授の谷川道子氏が手掛けた新翻訳版は「女たちがとてもパワフル、女性が元気になる。現代にもアピールできる作品」(谷川氏)。色男の大泥棒、メッキース(池内博之)をめぐる女たちの綱引きの中心となるポリー役には米留学帰りのソニン(31)。「もっともらしい正義や、きれい事だけではだめ。考えて、考えて、生きていくためにはなんでもしなきゃ」と、生き馬の目を抜くようなニューヨーク生活を経た実感もふまえて作品のメッセージを語った。

 ソニンは2012年から1年間、文化庁新進芸術家海外研修制度で留学。演劇関連のトレーニングを受けたり、教会でゴスペル隊に参加しながら、時々オーディションを受けるというNY生活は「戦ったな、という印象」だったという。

 「組合に入っていないとオーディションが受けられないなど、気持ちは高まるのに現実は進まない、という状況の中で、私はこんなに格好悪かったんだ、って気づいた。情けなかったですよ。でも落ち込まなかった。だって、落ち込んでいると踏みつけにされ、置いていかれてしまうから」。

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