裁判官の国民審査結果(敬称略)=2014年12月15日、中央選挙管理会発表【拡大】
中央選挙管理会は15日、衆院選と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査の投票結果を発表した。対象となったのは2012年の前回衆院選後に任命された裁判官5人で、有権者が罷免を求め「×」印を付けた票が罷免を求めなかった票をいずれも上回らず、全員が信任された。有権者が罷免を求めた率は鬼丸かおる氏が9.2%、木内道祥(みちよし)氏9.6%、池上政幸氏9.6%、山本庸幸(つねゆき)氏8.4%、山崎敏充氏9.4%(告示順)だった。
投票した有権者は5285万9857人。投票率は50.90%で、前回12年より6.55ポイント下がった。
最高裁裁判官の国民審査は今回が23回目。これまで罷免された裁判官はいない。(SANKEI EXPRESS)