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原油安、ルーブル直撃 新興国通貨に下落圧力 逆オイルショック 安倍政権に冷水 (1/4ページ)

2014.12.18 10:30

ルーブルのレートを表示する電光掲示板。ロシアではルーブルの急落を受け、外貨への両替の制限や停止が相次いだ=2014年12月16日、ロシア・首都モスクワ(ロイター)

ルーブルのレートを表示する電光掲示板。ロシアではルーブルの急落を受け、外貨への両替の制限や停止が相次いだ=2014年12月16日、ロシア・首都モスクワ(ロイター)【拡大】

  • 原油価格(WTI)と資源国通貨の対ドル相場=2014年10月~12月17日。※2014年10月末時点を100として指数化

 原油安や欧米からの経済制裁で打撃を受けるロシア各地では17日、通貨ルーブルの急落を受け、米ドルなどに交換する動きが表面化し、外貨への両替の制限や停止が相次いだ。その他の新興国通貨にも下落圧力がかかっており、世界経済の不透明感が高まるなか、原油、外国為替、株式市場を巻き込んだ金融市場の混乱が続いている。

 混乱の発端となったのが、11月末に石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送った原油市場だ。16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標となる米国産標準油種(WTI)1月渡しが小幅ながら5営業日ぶりに反発。前日比0.02ドル高の1バレル=55.93ドルで取引を終えたが、市場では「1バレル=50ドルを割り込む可能性もある」とみられている。

 また、経済の堅調な拡大が続く米国の連邦準備制度理事会(FRB)が17日午後(日本時間18日未明)に発表する声明で利上げに前向きな姿勢を示すとみられていることも、為替市場の波乱要因だ。

 米国の利上げは新興国からの資金流出を招く要因とされ、ブラジル、南アフリカ、トルコなどの新興国通貨で対ドルでの下落傾向が続いている。

揺れる金融市場

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