サイトマップ RSS

【安倍政権考】日米の「心の紐帯」を体現 (1/3ページ)

2015.5.9 08:30

安倍晋三(しんぞう)首相の米議会演説で紹介され、握手を交わす新藤(しんどう)義孝前総務相(左端)とローレンス・スノーデン氏=2015年4月29日、米国・首都ワシントン(ロイター)

安倍晋三(しんぞう)首相の米議会演説で紹介され、握手を交わす新藤(しんどう)義孝前総務相(左端)とローレンス・スノーデン氏=2015年4月29日、米国・首都ワシントン(ロイター)【拡大】

 安倍晋三首相(60)は、日本の首相として前例のない米議会上下両院合同会議での演説「希望の同盟へ」で、米国から高い評価を勝ち取った。敵対国から同盟関係になった日米の「心の紐帯(ちゅうたい)」を訴え、新時代の日米関係へ導いた安倍演説は、米国を引き寄せた歴史的成果として日本外交史に刻まれるはずだ。

 演説後も称賛

 首相の演説は約45分にわたった。実は予定時間より5分オーバーしている。首相は演説に際し、何度も予行練習を重ねた。それでも予定通りいかなかったのは、スタンディングオベーションが14回もあったからだ。

 スタンディングオベーションには、米議員団の「外交的儀礼」と冷ややかな見方もある。だが、演説後の様子からも称賛は明らかだ。演説を終え、議場を引き揚げようとする首相の回りには人だかりができ、多くの議員が握手を求めた。なかにはサインをねだる議員もいたようだ。おかげで首相は10分以上も議場から出られなかった。少なくない米議員が演説を「評価」したのは間違いない。

 演説場所の下院本会議場は500人を超える両院議員で埋め尽くされ、2階の傍聴席もほぼ満席だった。

 「みなさま、いまギャラリーに、ローレンス・スノーデン海兵隊中将がお座りです」

「歴史修正主義者」という懸念が払拭

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ