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追い込み漁イルカ 「入手やめる」 JAZAの国際組織残留 多数決で決定 (1/4ページ)

2015.5.21 07:30

水族館でジャンプなどの訓練を受けるイルカ。WAZA(世界動物園水族館協会)残留が決まり、各水族館は、イルカの供給元によってはイルカショー開催への影響が懸念されている=2015年5月20日、東京都品川区のしながわ水族館(三尾郁恵撮影)

水族館でジャンプなどの訓練を受けるイルカ。WAZA(世界動物園水族館協会)残留が決まり、各水族館は、イルカの供給元によってはイルカショー開催への影響が懸念されている=2015年5月20日、東京都品川区のしながわ水族館(三尾郁恵撮影)【拡大】

 日本伝統の追い込み漁でのイルカ入手を問題視した世界動物園水族館協会(WAZA)の改善・除名通告問題で、日本動物園水族館協会(JAZA)は20日、WAZA加盟継続の賛否を問う会員投票(動物園89施設、水族館63施設の計152施設)の結果を発表した。加盟継続は99票で離脱回答は43票、無効7票、3施設は無投票だった。

 この結果を受け、JAZAは20日、加盟の継続を決定。改善通告に従い、今後は追い込み漁でのイルカ入手をやめることなどをWAZAに報告する。

 WAZAは今年4月21日付でJAZAの会員資格を停止。1カ月以内に入手方法を改善しなければ除名すると通告してきた。WAZAの求めに応じる形で、食用と水族館用の漁を分けるなど、JAZAが一定の譲歩をしてきた中での突然の通告だったという。

 和歌山県太地町(たいじちょう)の追い込み漁は日本の伝統手法で、法的にも全く問題がないことなどから、今回の通告を受けたJAZAは会員にWAZA加盟継続の賛否を問う投票を行った。WAZAが管理する血統情報は、特に海外との動物のやり取りには欠かせず、会員数も動物園の方が多いことなどから、加盟継続を求める施設が大勢を占めたとみられる。

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