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すべて極秘扱いの米無人宇宙船 「敵国を監視」「宇宙爆撃機」との見方も (1/3ページ)

2015.5.22 08:00

米空軍が2009年6月に公表した無人宇宙船「X-37B」の写真。小型のスペースシャトルのような外観だ(AP)

米空軍が2009年6月に公表した無人宇宙船「X-37B」の写真。小型のスペースシャトルのような外観だ(AP)【拡大】

  • 米空軍の無人宇宙船「X-37B」を搭載したアトラス5ロケットの打ち上げを見守る人々=2015年5月20日、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地(AP)

 米空軍が20日、スペースシャトルを小型化したような無人宇宙船「X-37B」を米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。打ち上げは今回で4回目となるが、米軍はこの宇宙船の主要任務など詳細を全く公表しておらず、分かっているのは次世代の電気エンジンを搭載しているということだけ。今回も飛行期間すら公表せず、すべてが極秘扱いの打ち上げとあって、欧米メディアは専門家の声などを交え、宇宙から敵国を監視する無人偵察機や、宇宙から敵国を爆撃する「宇宙爆撃機」として使用できるといった見方を報じている。

 電気エンジン、再利用可能

 米CBSテレビや英紙ガーディアン、デーリー・メール(いずれも電子版)などによると、X-37Bは米東部時間の20日午前11時5分(日本時間21日午前0時5分)、アトラス5ロケットに載せ、地球の周回軌道に打ち上げられた。

 スペースシャトルのような外観のX-37Bは、全長8.9メートル、高さ2.9メートル、翼幅4.5メートルでスペースシャトルの約4分の1という小サイズ。そのため人間の運搬には小さ過ぎるが、小型の人工衛星を積み込むには十分な貨物室がある。

動力は現在主流になりつつあるキセノンガスを使う…

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