安倍首相が討議で提起した北朝鮮の核・ミサイル開発の継続と拉致問題に関しては北朝鮮を強く非難した。
8日午前の討議では、地球温暖化問題で、安倍首相は2030年度に温室効果ガスの排出量を13年度比で26%削減する温暖化対策目標を表明した。(エルマウ 宮下日出男、桑原雄尚/SANKEI EXPRESS)
≪中国一蹴「他国に干渉する権利ない」≫
サミットで各国首脳は、中国による南シナ海での岩礁埋め立てに「強く反対」することで一致した。これを受け、中国外務省の洪磊(こう・らい)報道官は8日の定例記者会見で、「中国の主権の範囲内のことであり、他国に干渉する権利はない」と一蹴した。
中国は2013年ごろから、南シナ海における人工島の建設を本格的に推進し、最近は米国が反対する意思を鮮明にして介入し始めた。今年5月にジョン・ケリー米国務長官(71)が訪中し、習近平国家主席(61)や王毅外相(61)らと直接交渉したが、歩み寄りはみられなかった。