一枚で諦めず、何カットも工夫すると良い写真が必ず撮れます。「視点を変える」というのは「アイデアがあるか? ないか?」ということになると思います。いつも同じようなカットを撮る方は、液晶やファインダーを見ずに適当にシャッターを押してみると、「お! 私って才能あるかも!」と思うようなカットが撮れることでしょう。まずはローアングルとハイアングルの練習をしてみましょう。目線の高さでばかり撮ってしまう癖をやめて、食べ物などはいつもより上げたり下げたりして撮ってみてください。
≪お皿全体がアート 真上から格好よく≫
食べ物は、より近くマクロで撮る方がおいしそうに見えます。サイドから光をあてることで立体的になり、バニラやクッキーなど素材感が出ていていいです。メニューに載せたり、「これはおいしかった」とブログに掲載するカットなら、これが正解です。ただ、このようなフレンチの店で最後に出てくるデザートは、お皿が大きく、ソースやチョコレートなどを使って、お皿全体がアート作品のようでもあるので、より良く見せるために真上からのカットも撮りました。