ハンドボールのリオデジャネイロ五輪女子アジア予選が20日、愛知県体育館で開幕し、1976年モントリオール大会以来、40年ぶりの出場を目指す日本はウズベキスタンに51-17で快勝し、白星スタートを切った。中国がカザフスタンを28-18で下した。5カ国の総当たり戦で行われ、優勝すれば五輪出場が決まる。日本は21日に中国、24日にカザフスタン、25日に韓国と戦う。
日本はホームの歓声を浴びながら、コートを躍動した。最大の持ち味である「機動力」が終始際立った。長身選手が並ぶ相手にしつこく食らいつき、ミスを誘ってボールを奪うと、本多(ソニーセミコンダクタ)や松村(広島メイプルレッズ)が両サイドをいち早く駆け上がり得点を重ねた。
後半も運動量は全く落ちず、足が止まった相手を尻目にリードを広げた。五輪出場へ最大の障壁となるのは最終日の韓国戦。主将の本多は「一つも落とさずに臨むのが大事」。まずは危なげない試合運びで、幸先のいいスタートを切った。(SANKEI EXPRESS)