ジャパネット杯「春の高校バレー」第68回全日本バレーボール高校選手権大会が5日、東京体育館で開幕した。
5日は1回戦40試合を行い、男子は昨夏の全国高校総体で4強入りした開智(和歌山)や昨秋の和歌山国体5位の創造学園(長野)、明和県央(めいわけんおう、群馬)などが2回戦に駒を進めた。
明和県央は高知商を逆転で破り、待望の全国初勝利。選抜大会として3月に行われていた「春高」には2006、10年と2度出場したが、いずれも初戦敗退。31年前の創部から指揮を執る設楽聡監督は「やっと勝てました」と感慨にふけった。
第1セットはセッター八重樫大河(3年)のトスが主砲の栗原拓海(3年)に集まり、高知商の3枚ブロックにつかまって先取された。
第2セット以降は、センター広瀬龍太郎(3年)の速攻や時間差攻撃を効果的に織り交ぜた。マークの分散で栗原も本領を発揮。最後は「前で打つより得意」というバックアタックで試合を決めた。