南半球のニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンの強豪が集うスーパーラグビー(SR)のレッズ(オーストラリア)に加入したFB五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)選手(29)=ヤマハ発動機=が8日、オーストラリア東部ブリスベン郊外で入団記者会見に臨み「レッズの役に立てるようにしたい」と抱負を述べた。会見後は練習に初参加し、本格始動した。
レッズのポロシャツを着て会見に登場した五郎丸は、地元や日本の記者ら約20人を前に落ち着いた様子で質問に答え「キックの飛距離はチームでもトップクラスにいる。自分の強みを生かし、チームを楽にしたい。一日も早くジャージーを着て活躍したい」と決意を示した。
通訳を介して質問に応じ、英語でのあいさつも披露して笑いを誘う場面も。レッズを選んだ理由に、家族と過ごす時間の確保を挙げ「街中に公園がたくさんあり、休日に子供と過ごせる」と、生活面の充実にも期待した。レッズのリチャード・グレアム監督は五郎丸について「いいパフォーマンスをするはず。W杯でのプレーが全てを物語っている」と話した。