東南アジアの空港整備、需要に対し後手 LCC混雑悪化、値上げ懸念

2012.4.23 05:00

 東南アジア地域で格安航空会社(LCC)が急成長する中、空港整備が利用者増加に追いつかず、サービス低下を招いているほか、航空産業発展の妨げになっている。

 インドネシアのジャカルタ・ポストによると、首都ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港は年間5100万人以上が利用し、1980年代半ばに設計した受容能力の2倍以上に達した。シンガポールのチャンギ空港は、LCC向けの「バジェットターミナル」を一時閉鎖し、新ターミナルを作る計画だが、2017年の完成までは混雑が悪化する恐れがある。ジャカルタからシンガポールに飛ぶ旅客機は、着陸の順番待ちで上空で1時間も待機することがあるという。待機にともなう燃料代も軽視できず、航空運賃の値上がりにつながる可能性がある。

 タイのネーション紙によると、同国のインラック政権は、空港の混雑緩和のため、首都バンコクに往来するLCCをすべて、スワンナプーム(新バンコク)国際空港からドンムアン(旧バンコク国際)空港に移させる方針だ。スワンナプーム国際空港は、年間4500万人の受容能力に対して、11年は4800万人が利用し、12年には5100万人に増加する見込みだ。

 米航空機大手ボーイングは、東南アジアのLCC数社から今後10年で470億ドル(約3兆8320億円)相当の旅客機を受注しているが、空港整備が遅れればキャンセルもあり得るとみて、危機感を募らせている。(シンガポール支局

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