経済産業省は13日、2014年度をめどに液化天然ガス(LNG)の先物市場を創設する方向で検討に入ったと発表した。原油価格に連動して割高なLNG価格を、需給に合った市場価格で取引することが狙い。東京工業品取引所に上場する予定で、LNGの先物市場としては世界初となる。
経産省は14日、実務担当者による協議会を開き、来年3月までに制度の枠組みなどを検討する。協議会のメンバーは、国際石油開発帝石や住友商事、東京電力、東京ガスなどLNGの生産開発、供給に携わる企業と取引所関係者など。今後、取引の指標価格や現物受け渡しの扱いなどの課題について検討する。
日本は世界最大のLNG輸入国で、東京電力福島第1原発事故以降、火力発電用燃料としての需要が急増。震災前の月300万トン前後から、今年は最大500万トン前後まで増えた。
ただ、日本などアジア各国のLNG輸入価格は、天然ガスのパイプラインが整備されている欧米各国と比べて2~6倍も高いのが実情だ。