米国からシェールガスを含む安価なLNG輸入が認められ、原発停止で火力発電用の燃料コストが膨らんでいる日本にとっては貿易赤字の縮小のほか、電気料金の上昇を抑制する効果への期待が高まる。
茂木敏充経済産業相は18日、都内で開かれた日アフリカ資源相会合後に行った会見で、「心から歓迎したい」と述べた。
東京電力福島第1原発事故以降、電力各社は火力発電をフル活用しており、LNGなどの燃料輸入の増加で平成24年度の貿易赤字は8兆円に達した。燃料費の増加で電力各社の収益は大幅に悪化。電気料金値上げも相次ぎ、安価なLNGの調達は喫緊の課題だった。