23日の東京株式市場は午後の取引再開から急落し、日経平均株価は下げ幅が一時680円を超え、1万5000円を割った。全面安で一気に先週17日の水準まで戻った。1日の値幅は1000円近くとなり、下げ幅とも今年最大となっている。
円相場は午後になって1ドル=103円を割り込み、一時102円台前半まで値上がりした。英調査会社のマークイットが23日発表した中国製造業の5月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が50を割り、アジア主要市場が下げに転じたことも下げ材料となった。
この日は寄り付き後に315円高の1万5942円まで上昇。2007年12月中旬以来の高値水準としたが、その後、大きく急落した。午前の高値からの値幅は997円まで広がった。