経済産業省資源エネルギー庁は7日、次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」の日本海での資源量を把握するための調査を8日から始めると発表した。
上越沖と能登半島西方沖で7月20日まで調査する予定。経産省は今後3年間、日本海で集中的な調査を実施し、埋蔵量の把握に取り組む方針だ。
調査は産業技術総合研究所と明治大に委託、海洋調査船「第7開洋丸」を使い、音波で海底の地形や地質構造を把握する。
夏以降は、今回の調査を踏まえ、有望海域で自動探査機を使った詳細な地質調査を行い、2014年度にも試掘に乗り出す。
また、14年度には秋田県・山形県沖と島根県の隠岐島周辺、15年度には北海道周辺でも調査する。
日本海のメタンハイドレートは「表層型」といわれ、水深500メートル以上の海底の表面に一部が露出し、塊の状態で存在する。