27日の東京株式市場は、全面安で大幅続落した。日経平均株価の終値は、前週末比385円83銭安の1万5005円73銭。終値ベースとしては昨年11月14日以来、ほぼ2カ月半ぶりの安値水準となった。
前週末に続いて下げ幅が300円を超え、3営業日続落の下げ幅合計は合計815円に達した。
前週末比300円安で寄り付いた後、値下がり幅が拡大。安値は458円安まと暴落状態になった。その後は400円程度安い1万5000円をはさみ小動きする展開が終日続いた。終値時点での東証1部銘柄1779のうち値下がり率は98%だった。
前週末の米国ダウ工業株30種平均が318ドル安となるなど、欧米株が軒並み大幅下落。朝方の円相場が一時101円台後半まで急騰するなど、売り材料が集中した。その後も状況は変わらず、寄り付きから全面安が続いた。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前週末比35.37ポイント安の1229.23。出来高は概算で32億6400万株。売買代金は2兆8500億円だった。東証1部銘柄の騰落は値上がり29、値下がり1744、変わらず6。
売買代金上位は上位38銘柄まで値下がり。ソフトバンク、トヨタ自動車と3メガバンク、日立製作所が500億円以上で続いている。