中国銀聯の発表によると、今年の春節連休期間における国内外の銀聯カードの決済額は、前年同期比23%増となる約2000億元(約3兆3760億円)に達した。
今年は例年同様、正月用品市場が活況となり、大型スーパーや百貨店での決済額はそれぞれ前年同期から22%と27%の増加。デジタル家電も好調で、同29%の増加を記録したという。
一方、同期間における全国の飲食店での決済額は昨年と同水準にとどまったが、平均決済額には20%以上の下落がみられ、利用者の大半を一般市民が占めていたことがうかがえる結果となった。
このほか、鉄道、バス、飛行機の利用に関するチケット購入、および自家用車利用による給油での決済額には、それぞれ前年同期から116%、98%、67%、37%の増加がみられたという。
一方、海外旅行に出かける出国者の増加にともない、国外での決済額も増え続けており、人気の渡航先としておなじみの日本や韓国、台湾などで引き続き増加を記録したほか、英国や米国、スペインなどの欧米諸国でも前年同期から50%超となる増加率を記録していたという。(東北新聞網=中国新聞社)