アジアの主要国では、2000年代前半から国策として外国人患者の受け入れ(医療ツーリズム)を推進しており、医療ツーリストの受け入れ数の拡大が続いている。
アジア地域で最も受け入れ数が多いタイは、いち早く医療ツーリズムに取り組み、国策としてプロモーション活動や制度改革を実施してきた。
また、シンガポールでは医療水準の高さを生かし、近隣のアジア諸国(インドネシア、マレーシア、バングラデシュなど)を中心とした受け入れを行っている。
最近では、マレーシアや韓国でもヘルスケアを成長分野に位置づけて外国人患者の誘致を進めており、マレーシアでは外国人患者誘致のための広告規制の緩和や受け入れ病院に対する税制優遇措置などを実施している。
このような動きがアジア地域である中、わが国でも、6年後の東京オリンピック開催までを外国人患者の受け入れ体制を整備する集中期間と位置づけ、医療の国際化に対応した取り組みを進める予定だ。(編集協力=日本政策投資銀行)