渤海海底トンネル 事業報告書提出へ

2014.2.21 05:00

 中国工程院の王夢恕院士は、南北の渤海両岸を全長125キロの海底トンネルでつなぐ渤海海峡越海道路戦略計画研究事業がすでに完了し、近く国務院(内閣に相当)に報告書を提出することを明らかにした。

 2020年の着工を目指し、完成すれば中国で最長の海底トンネルとなる。投資総額は約2200億元(約3兆6900億円)を見込んでいる。

 同事業は中国工程院と国家自然基金委員会が実施、北京交通大学、魯東大学、鉄道省工程設計鑑定センター(旧称)、中鉄隧道集団が参加する重点事業で、王院士がグループ長を務める。

 渤海経済圏は珠江デルタ経済圏や長江デルタ経済圏のように地域が一体化した経済圏として発展することが難しく、その原因は渤海の南北両岸の距離にある。山東省煙台市から遼寧省大連市へは直線距離にしておよそ170キロで、フェリーで6~8時間。鉄道では1500キロ、高速道路では1600キロとなる。

 王院士は「現在の輸送の枠組みは、アルファベットの『C』を描くような経路をとっている。渤海を貫いて『I』型の輸送道路を建設できれば、東北地域から山東省、長江デルタ地域への輸送距離は、従来より400~1000キロ短縮することができる」と説明。煙台市から大連市へは40分強で移動が可能になるという。

 政府関連部門の統計によると、08年の旅客取扱量は海上交通が1335万人、陸上交通が1307万人。貨物輸送量は海上が1億1098万トン、陸上が2391万トン。現行の輸送体制では、25年には需要を満たせなくなると見込まれている。(経済参考報=中国新聞社)

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