カンボジアを訪れる外国人観光客が順調に増えている。同国観光省によると、2013年にカンボジアを訪れた外国人旅行者数は421万165人にのぼり、前年比で17.5%増加。観光収入も同15%増の25億ドル(約2560億円)となった。現地紙プノンペン・ポストなどが報じた。
旅行者を国別でみると、ベトナムが85万4140人(前年比11.9%増)で首位、前年比の伸び率が最高だった中国が46万3123人(同38.7%増)で2位に躍進し、韓国が43万5009人(同5.7%増)で続き、日本は20万6932人で6位だった。
また、外国人旅行者が訪れた州では、ユネスコ(国連教育科学文化機関)認定の世界遺産アンコールワット寺院がある北部シエムレアプ州が全体の53%を占める223万7286人で最多だった。
カンボジア政府は雇用創出や外貨獲得の手段として観光業の振興に注力しており、20年までに外国人旅行者数を年間750万人に引き上げたい考えだ。今年は450万人の来訪を見込んでいる。