東京都中心部の環状2号線の新橋-虎ノ門間(約1.4キロ)が29日開通し、記念式典が開かれた。連合国軍総司令部(GHQ)のマッカーサー元帥にちなみ「マッカーサー道路」と呼ばれてきたが、用地買収が難航、整備が遅れていた。式典で東京都の舛添要一知事(65)は「地上部分はパリのシャンゼリゼ通りに匹敵する国際色豊かなプロムナードにしたい」とあいさつした。
この日開通したのは地下を走る「築地虎ノ門トンネル」で、1年後には地上部分も「新虎通り」の愛称で整備される。2020年東京五輪では競技場が集まる湾岸地区と、メーンスタジアムの新国立競技場を結ぶ「オリンピック道路」としての用途も期待される。
環状2号は終戦直後、戦災復興院が都市計画道路として整備を決定。当初の計画では、神田佐久間町から赤坂・四ツ谷を経て新橋に至る約9.2キロ区間(現計画は江東区有明までの約14キロ区間)の道路だったが、このうち新橋-虎ノ門の約1.4キロ区間は用地取得が難航し、事業化が見送られ、未整備区間となっていた。
GHQが、同区間を含む虎ノ門の米国大使館と湾岸エリアをつなぐ軍用道路の整備を計画していたとの噂から、マッカーサー元帥にちなんでマッカーサー道路と呼ばれた。平成元年の法改正で、道路の上下空間に建築物をつくる土地の利用法が認められ、道路整備にあわせて再開発を行うことが可能になった。