黒竜江の国有林、商業的伐採を停止

　中国財政省と国家林業局は北京で３月３１日、４月１日から黒竜江省の重点国有林区の天然林について、商業的伐採を全面的に停止すると発表した。中国は今後、天然林の商業性伐採を徐々に減らす。「森林から木材を得る」から「森林で生態系を守る」に方針を転換するという。黒竜江省の重点国有林区は建国以来、５億２０００万立方メートルの木材を生産してきた。これは全国の３３．５％にあたる。しかし、国有林区は伐採による経済的価値に比べ、生態系にとっての価値が急速に高まっている。（中国新聞社）