【アジアの目】ハラール認証 世界標準狙うマレーシア (1/3ページ)

2014.6.5 05:00

マレーシア政府機関の全面協力で開かれた「日本ハラールセミナー2014」=2日、都内のホテル・コンラッド東京

マレーシア政府機関の全面協力で開かれた「日本ハラールセミナー2014」=2日、都内のホテル・コンラッド東京【拡大】

 いまやムスリム(イスラム教徒)を対象にしたビジネスで欠かせないハラール(ハラル)認証。日本でもハラールビジネスセミナーが花盛りだ。そうしたなか、マレーシアが日本への働きかけを強めてきた。世界中にさまざまなハラール認証があるなかで、マレーシアは10年以上前から国を挙げてハラールビジネスに取り組む。すでに世界百数十カ国で普及している自国の認証を、日本でもデファクト・スタンダード(事実上の標準)にする狙いがあるようだ。

 ◆魅力の20億人市場

 「日本では90を超えるハラール認証があると聞く。誰でも認証を発行することはできるが、問題はその認証が信頼されるかどうかだ」

 2日、東京都内のホテルで開かれた「日本ハラールセミナー2014」に合わせて行われた記者会見の席上、セミナーの主催者でマレーシアのハラール食品製造最大手、ブラヒムズ・ホールディングのイブラヒム会長はこう述べ、マレーシア・イスラム開発局(JAKIM)のハラール認証の優位性を強調した。

 マレーシア政府のハラール関連組織は、認証機関のJAKIMと、ハラールビジネスの振興を担当するハラール産業開発公社(HDC)、さらにイスラムの教えや文化などを紹介するイスラム理解研究所(IKIM)の3つがある。

 この日のセミナーにはこれら3団体の代表とともに、マレーシア政府としてハラールビジネスに本格的に取り組むことを決めたアブドラ前首相が出席し、ハラールにかけるマレーシア政府の姿勢をアピールした。

 基調演説に立ったアブドラ前首相は「現在、世界のムスリム人口は20億8000万人に達している。このままの人口増加率が続けば、2030年には3人に1人がムスリムとなる。ハラール食品やサービスへの需要も高まる。ハラールビジネスには大きな力がある」などと語り、日本の取り組みに期待を示した。

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