16日の東京株式市場は反落している。日経平均株価の午前終値は、前週末比94円01銭安の1万5003円83銭。下げ幅が100円を超え、1万5000円を割り込む場面もあった。
午前いっぱい軟調が続き、大部分の時間帯で日経平均株価が前週末より50円超安い1万5000円台前半で取引された。
東証株価指数(TOPIX)の午前終値も、前週末比3.44ポイント安の1240.53と下落したが、東証1部銘柄の値動きは騰落とも800程度での拮抗が続いた。
カーリットホールディングス、日本新薬、第一精工、川田テクノロジーズの4銘柄が一時ストップ高となるなど、午前終値段階で6銘柄が10%超の大幅な値上がりとなった。
このうち日本新薬は、同社が創製した「セレキシパグ」をスイスのアクテリオン社が肺動脈性肺高血圧症を対象とした第3相臨床試験を行い有効性の主要評価項目を達成した、と取引開始前に発表。世界各国での承認申請が近いことが材料となり買われた。一時20%値上がりした。